Bon Voyage!
自分の部屋のベッドが好きすぎて、つらい。
この世でいちばんリラックスできる時間、それは自室のベッドでふわふわのブランケットに包まれながら、すやすやフレンズのうさちゃんを撫で回しているこの時間だ。
あるいはパソコンでネットサーフィンをしながら、「ロシュフォールの恋人たち」のサントラを聴いているとき。またあるいは、妹とコスメや映画の話をしているとき。なにげなく表紙買いした本を読むとき。SNSでセンスの好みな、顔の見えない方々の日常を垣間見るとき。「氷菓」面白い。米澤穂信ハマりそう。エッセイもハマりそう。いろんな人のを読んでみようか。
土日を上記のようなことで過ごしたとして、以前はかわり映えのない週末に嫌気がさしたこともあった。でも、このままではきっといけないことは重々わかった上で、こんな毎日が自分にとっての本当のしあわせなのだと、記しているいまは断言できる。
いわば実体験よりも、身体を置いて感覚のみが先行してしている現状に満足してしまっているのかもしれない。ネットにつながりさえすれば、壮大で、非現実的で、疑似とはいえ現実からちがう世界に行けるような…。
ふかふかブランケットに、ぬいぐるみを乗せたベッドがふわりと浮かび、冷たい無機物から紡がれるインジゴの星空に吸い込まれていく。
とはいえ、未読の本は溜まってゆくし、フィルマークスのクリップは消化し切れない一方なんだけど。
創作物に触れることは一種の旅である。
今日も良い旅路を。ハッピーサンデーモーニング。